この記事でわかること
- トレンド相場とレンジ相場の定義と見分け方
- 各相場環境に適したテクニカル指標の使い分け
- 指標を使った相場環境の判断方法
リスク開示: FX取引は元本を上回る損失が発生する可能性があります。本記事は情報提供を目的としており、投資助言ではありません。取引判断はご自身の責任で行ってください。
トレンド相場とレンジ相場の違い
FXの相場環境は大きく2種類に分類されます。
トレンド相場:価格が一方向に継続的に動く状態。上昇トレンド・下降トレンドがある。
レンジ相場:価格が一定の範囲内で上下を繰り返す状態。方向感がない。
多くのトレーダーが損失を抱えやすい原因の一つは、相場環境を把握せずに指標のシグナルを使用することです。トレンド系指標はレンジ相場で機能しにくく、オシレーター系指標はトレンド相場で機能しにくい傾向があります。
相場環境の判断に使われる指標
ADX(平均方向性指数)
ADXはトレンドの強さを0〜100の数値で表します。
- ADX > 25:トレンドが発生している可能性が高い状態
- ADX < 20:レンジ状態の可能性が高い
ADXは方向を示さず、強さのみを表す点に注意が必要です。
ボリンジャーバンドのバンド幅
バンドが広がっている(ボラティリティ拡大)→ トレンド相場の可能性が高い。バンドが収縮している → レンジ状態の可能性が高い。
EMAの傾き
EMA20・EMA50が明確に上向き・下向きの場合、トレンドが発生している状態といえます。横ばいの場合はレンジ状態の可能性があります。
当サイトのバックテストでは、EMA20傾きがPF1.13(635回)という結果でした。
相場環境別の指標の使い分け
| 相場環境 | 機能しやすい指標 | 注意が必要な指標 |
|---|---|---|
| トレンド相場 | EMA、ピボット、一目均衡表 | RSI、ストキャスティクス単独 |
| レンジ相場 | RSI、ボリンジャーバンド反転 | EMAクロス、MACDクロス単独 |
ただし、相場環境の分類は後からわかることが多く、リアルタイムでの判断は容易ではありません。ADXなどのトレンド強度指標を補助的に使うことで、環境判断の精度を補完できます。
リアルタイムで相場環境を確認する
当サイト(fxinsight)のダッシュボードではADX+DMIを含む56指標のシグナルを表示しています。複数の指標が同じ方向を示している場合、トレンドが発生している可能性が高いと解釈できます。