この記事でわかること
- パラボリックSARをUSDJPY 60分足・824回サンプルでバックテストした結果
- PF1.03という結果の意味と統計的な解釈
- パラボリックSARをシグナルとして活用する際の考え方と注意点
リスク開示: バックテスト結果は過去のデータに基づく検証です。将来の利益を保証するものではありません。FX取引は元本を上回る損失が生じる可能性があります。本記事は情報提供を目的としており、投資助言ではありません。取引判断はご自身の責任で行ってください。
検証結果サマリー
USDJPY 60分足・TP45pips / SL30pips 固定・約2年間の条件で検証しました。
| 指標 | PF | 勝率 | 取引数 | 合計損益 |
|---|---|---|---|---|
| パラボリックSAR | 1.03 | 41.1% | 824回 | +457pips |
取引数824回は今回のトレンド系18指標検証の中で最多のサンプル数です。PF1.03と低いながらも、プラスを維持しています。
パラボリックSARとは
パラボリックSAR(Stop And Reverse)はJ・ウェルズ・ワイルダーが開発したテクニカル指標です。価格の動きに追随するドット(点)を描画し、価格とドットの位置関係でトレンドの方向を判定します。
- 価格 > SAR(ドットが価格の下):上昇トレンド状態
- 価格 < SAR(ドットが価格の上):下落トレンド状態
AFと呼ばれる加速係数により、トレンドが継続するほどSARが価格に近づいていく特徴があります。
バックテストの条件定義
- 終値 > パラボリックSAR → Bullish
- 終値 < パラボリックSAR → Bearish
結果の読み方
PF1.03の意味
PF1.03は「1,000円の損失に対して1,030円の利益が出た」ことを意味します。ギリギリプラスの水準です。824回という大量のサンプルがある中でのPF1.03は、微小な優位性が継続的に存在した可能性を示しています。
一方で、スプレッドを考慮した場合にこの優位性が消える可能性もあります。実際の取引では取引コストが発生するため、PF1.03という結果を実環境でそのまま再現することは難しい場合があります。
取引数824回という意味
824回は本検証(トレンド系18指標)の中で最多です。パラボリックSARは価格とSARの位置関係が頻繁に変化するため、シグナル発生頻度が高くなります。シグナル数が多いということはスプレッドの影響を多く受けることでもあります。
パラボリックSARの特性と注意点
パラボリックSARはトレンド系指標のため、レンジ相場では頻繁に反転するケースがあります(いわゆる「だまし」が多発しやすい)。
- トレンドが強い環境では機能しやすい傾向があります
- レンジ相場では損失が積み上がりやすい特性があります
- ADXやMACDなどのトレンド強度指標と組み合わせることで、相場環境を絞り込む方法が考えられます
実データをダッシュボードで確認する
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