この記事でわかること
- MACDクロス(MACDラインとシグナルラインのクロス)のバックテスト結果
- MACDヒストグラム(ゼロライン転換)のバックテスト結果
- 2手法の違いと過去データで見えた特性
結論:MACDクロス(PF1.05)とヒスト(PF1.04)はほぼ同等
USDJPY 60分足・約2年間のバックテストでは、MACDクロス型(PF1.05)とMACDヒストグラム型(PF1.04)はどちらも小幅プラス圏の近似した結果となった。
取引数・勝率・最大DDもほぼ同一で、どちらの手法も単独では強力な優位性は確認できなかった。
リスク開示: このデータはUSDJPY 60分足・2024年5月〜2026年4月の過去データによるバックテスト結果です。将来の利益を保証するものではありません。FX取引は元本割れのリスクを伴います。最終的な判断はご自身の責任で行ってください。
MACDとは
MACD(Moving Average Convergence Divergence)は、2本のEMAの差を使ってトレンドの方向・勢いを示すオシレーター。代表的なパラメータは12/26/9。
使い方は主に2種類。
- クロス型:MACDラインがシグナルライン(9期間EMA)を上抜け→買い、下抜け→売り
- ヒストグラム型:ヒストグラム(MACD−シグナル)がゼロを上抜け→買い、ゼロを下抜け→売り
バックテスト結果(USDJPY 60分足 / TP45pips / SL30pips)
| 手法 | 総取引数 | 勝率 | PF | 合計損益 | 最大DD |
|---|---|---|---|---|---|
| MACDクロス型 | 697回 | 41.6% | 1.05 | +630.9pips | 813.3pips |
| MACDヒストグラム型 | 697回 | 41.5% | 1.04 | +555.9pips | 813.3pips |
詳細なエクイティカーブ・月次グラフはfxinsightのバックテストページで確認できる。
MACDクロス型(PF1.05)
MACDラインがシグナルラインを上から下・下から上に交差したタイミングでエントリー。
697回の検証でPF1.05・合計+630.9pips。1日あたり約1.0回のシグナル頻度。最大DD813.3pipsはやや大きく、取引数が多い分、ドローダウン期間も長くなりやすい。
MACDヒストグラム型(PF1.04)
MACDとシグナルラインの差(ヒストグラム)がゼロラインを転換したタイミングでエントリー。
クロス型と取引数・最大DDがほぼ同一(ヒストグラムのゼロ転換とMACDクロスは本質的に同じタイミング)。クロス型のほうがわずかに合計pipsが多い結果だったが、誤差の範囲内。
リアルタイムのMACDシグナルを確認する
fxinsightではMACDのシグナルをリアルタイムで確認できる。現在のMACD・シグナルライン・ヒストグラムの状態を数値で把握できる。
まとめ
- MACDクロス型(PF1.05)とヒスト型(PF1.04) は実質的に同一の手法で、結果もほぼ同等
- どちらも単独で大きな優位性は確認できなかった(最大DD813pipsに対して合計利益630pips程度)
- トレンドフィルター(ADXやEMA方向)との組み合わせで改善の余地がある
- いずれも過去データであり、将来の成績を保証するものではない