この記事でわかること

リスク開示: バックテストは過去データに基づく検証結果であり、将来の収益を保証するものではありません。本記事は情報提供を目的としており、特定の取引手法を推奨するものではありません。FX取引は元本を上回る損失が発生する可能性があります。

バックテストの共通条件

全46指標は以下の同一条件で検証しています。

項目設定値
通貨ペアUSDJPY(ドル円)
時間軸60分足
検証期間約2年(2022〜2024年)
利確幅(TP)45pips
損切幅(SL)30pips
エントリー方向各指標のシグナルに従い順張り

リスクリワードは1:1.5(SL30 / TP45)。この条件では勝率43%以上でPF1.0を超える計算です。


全46指標ランキング(PF順)

PF1.10以上(高パフォーマンス群)

順位指標グループPF勝率取引数合計pips
1RCI(48)オシレーター系1.3347.4%156回+823.2
2BB %B (3σ)トレンド系1.3046.8%94回+452.0
3ウィークリーピボットトレンド系1.2445.9%229回+901.2
4デイリーピボットトレンド系1.1543.8%557回+1433.2
5BB %B (2σ)トレンド系1.1443.8%576回+1407.0
6一目 遅行線トレンド系1.1443.5%517回+1210.0
7EMA20傾きトレンド系1.1343.3%635回+1384.0
8ZigZag方向トレンド系1.1142.9%657回+1242.9

PF1.04〜1.09(中パフォーマンス群)

順位指標グループPF勝率取引数合計pips
95期間高値安値PA系1.0942.4%459回+697.0
10一目 転換/基準トレンド系1.0942.5%480回+756.0
11Close vs EMA50トレンド系1.0842.3%447回+630.0
12EUR/USD相関系1.0742.3%312回+371.0
13RSI(14) 50線オシレーター系1.0641.7%640回+633.0
14ATR(14)ボラオシレーター系1.0642.0%486回+530.7
15MACDクロスオシレーター系1.0541.6%697回+630.9
16EMA乖離率(20)トレンド系1.0541.5%499回+405.0
17Close vs EMA20トレンド系1.0441.4%718回+519.0
18ADX+DMIオシレーター系1.0441.3%300回+210.0
19MACDヒストオシレーター系1.0441.5%697回+555.9

PF1.00〜1.03(損益分岐点付近)

順位指標グループPF勝率取引数合計pips
20パラボリックSARトレンド系1.0341.1%824回+457.8
21ROC(9)オシレーター系1.0341.1%890回+483.0
2220期間高値更新PA系1.0341.2%320回+162.0
23GBP/USD相関系1.0341.3%298回+149.0
24包み足(実体)PA系1.0241.0%183回+65.0
25一目 雲位置トレンド系1.0240.8%419回+154.0
26AUD/JPY相関系1.0140.7%287回+48.0
27EUR/JPY相関系1.0040.5%294回+12.0
28GBP/JPY相関系1.0040.4%276回+5.0
29AUD/USD相関系1.0040.5%301回+8.0

PF1.0未満(ネガティブ群)

順位指標グループPF勝率取引数合計pips
30RCI(24)オシレーター系0.9940.1%314回-64.2
31EMA乖離率(200)トレンド系0.9839.8%314回-139.0
32ROC(72)オシレーター系0.9840.1%272回-95.4
33前日比トレンド系0.9840.2%478回-197.4
34スイング高値(50)PA系0.9840.1%241回-41.0
35DMI微分オシレーター系0.9539.3%611回-513.3
36ピンバーPA系0.9539.0%156回-68.0
37RCI(12)オシレーター系0.9439.0%582回-609.6
38EMA乖離率(50)トレンド系0.9338.8%505回-642.0
39Williams%Rオシレーター系0.9338.6%1026回-1387.8
40Close vs EMA200トレンド系0.9138.1%239回-417.0
41CCI(20)オシレーター系0.9138.2%866回-1392.9
42RSI(14) 水準オシレーター系0.9038.0%329回-593.7
43ピボット位置PA系0.9038.2%178回-125.0
44GMMAトレンド系0.9038.0%332回-640.0
45ストキャスティクスオシレーター系0.8737.1%978回-2410.0
46RCI(9)オシレーター系0.8436.1%711回-2268.3

グループ別の傾向

トレンド系(18指標)

18指標中12指標でPF1.0以上。最も成績が安定しているグループです。特にピボット系(デイリー1.15・ウィークリー1.24)とボリンジャーバンド系(2σ: 1.14・3σ: 1.30)が上位に集中しています。

EMA乖離率は期間が長いほど成績が低下(20→50→200で1.05→0.93→0.98)。長期EMAとの乖離を逆張りに使う手法との相性の悪さが示されています。

オシレーター系(16指標)

16指標中8指標がPF1.0以上、8指標が1.0未満と二極化。RCI(48)が最高PF1.33を記録した一方、RCI(9)は最低PF0.84・ストキャスティクスは−2410pipsと期間が短い逆張り系の失敗が目立ちます。

RSIは「水準(過買い過売り)」での逆張り(PF0.90)より「50ライン越え」での順張り(PF1.06)の方が優秀という結果です。

プライスアクション系(6指標)

6指標中3指標がPF1.0以上。5期間高値安値ブレイク(PF1.09)と包み足(PF1.02)が機能した一方、ピンバー(PF0.95)・ピボット位置(PF0.90)は振るわず。形だけでエントリーする手法の限界が出ています。

相関関係系(6指標)

EUR/USD(PF1.07)以外は全てPF1.00〜1.01の範囲に集中。相関シグナル単独では優位性を出しにくい結果です。ただし損失幅も小さく、フィルターとして組み合わせる用途に向いています。


ランキングを読む際の注意点

PFが高い指標 = 万能ではないという点に注意が必要です。例えばBB %B(3σ)はPF1.30と高いですが取引数が94回と少なく、統計的信頼性はデイリーピボット(557回)やEMA20傾き(635回)より低い面があります。

また、これらはすべて単独シグナルによる順張りエントリーの検証結果です。実際のトレードでは複数指標の組み合わせ、時間帯フィルター、ポジションサイジングなどが加わります。


fxinsightダッシュボードで確認する

fxinsight シグナルダッシュボードでは、ここで紹介した46指標のリアルタイムシグナルをまとめて確認できます。各指標がBullish/Bearishのどちらを示しているか、現在の市場状態をスキャンできます。

各指標の詳細なバックテストデータ(equity curve・月次損益・全トレード履歴)はバックテスト一覧から参照できます。